9/19報道2001テキスト起こし
3匹目のドジョウです。
朝鮮半島部分のみテキストに起こしました。
ご不満はあろうかと思いますがご容赦ください。
(VTR)
衝撃の小泉訪朝から丸二年。
安否不明被害者の調査も遅々として進まず、核問題解決の展望も見えぬ中、今度は韓国で日本の安全保障政策を揺るがす極めて重大な疑惑が浮上している。
それが極秘裏に行われた核開発計画である。
82年にプルトニウム抽出、90年代にも核開発に繋がる実験を実施、さらに2000年にウラン濃縮実験を行っていたことが発覚、IAEA国際原子力機関が全容解明に乗り出した。
繰り返された韓国の核開発実験は本当に一部科学者による研究だったのか。
北朝鮮ばかりか韓国も核武装してしまったら・・・その時、日本の安全保障は・・・?
報道2001朝鮮半島問題SP
韓国と北朝鮮、日本の隣国で今何かが始まろうとしている。
(VTR終了)
(司会)
黒岩祐治
島田彩夏
竹村健二
(ゲスト紹介)
拉致救出議連会長 平沼赳夫
拉致救出議連幹事長 西村眞悟
元朝鮮日報日本特派員 李度王行(王と行で一文字)
早稲田大学国際教養学部教授 重村智計
黒岩>平沼さん、小泉訪朝から丁度2年経ったわけですけれども。そしてまた、今月末には2回目の日朝実務者協議が開かれるということなんですが、拉致問題、10人の行方不明者について結論、回答を出すといいながら全然回答が来ない。全然来ないですよね?もう拉致被害者の家族の皆さんはイライラしているという事実、どんな風にご覧になりますか?
平沼>ちょうど一昨日17日、小泉訪朝の2年目だったんですが、議連と救う会と家族の皆さんが共同で九段会館で大国民集会を開きました。一般の世論なんかを我々心配してまして。8人の方々、ジェンキンスさん含めて、帰ってきて、それで事成れりと(いう雰囲気の中で)こういう形での集まりはどうかなぁと思ったんですが、実はもう大変全国から集まっていただいて。九段会館の座席の4倍近い人たちが集まって、外に皆さん溢れて。そしてまた非常に皆さん熱心でして。そして今仰った、これからが本当の正念場であって。10人の行方不明者、それから400名を越えてると言われている、前は特定失踪者、未帰還者、その家族の皆さん皆来てました。ですから大変な盛り上がりでしたから。私どもは決して安易な妥協しちゃいかんし。それから国会に於いてはですね、経済制裁法っていうのを、実は予算よりも早く、外為法の改正をやりましたし。特定船舶入港禁止法案も前国会で成立させました。ですから皆さん方が、やっぱり外交って言うのはこうなんだ、使い分けじゃないかと。だから経済制裁を発動してでも、膠着している(状況を打開し)、とにかく調査を約束しながらなしのつぶてだし。今月末に実務者会談やろうと言っても未だになんか明確でない。こういう状況は我々は看過できない。
黒岩>ということは今度の実務者協議でやっぱり前向きの回答が出てこなければ、経済制裁を発動すべきだと、平沼さん自身はお考えですか?
平沼>そうですね。議連としてはそういう意見で一致しておりますし。この前の九段会館もですね、西村幹事長も一緒に出席されてましたけれども、まさにその盛り上がりでしたね。
黒岩>西村さんいかがですか?
西村>議連としては平沼会長の下統一して一昨日の意思表明、経済制裁それから情報収集ですね。この情報収集がいかに大切かということですから。それを強く求めようと思います。それから、国交正常化交渉は誠意ある回答が無いなら開始するなと。三つの意思を表明しました。
黒岩>国民の世論っていうのは冷めていっちゃうところがありますからね。そういう忘れちゃいけないというのを、これをずっと続けなければいけない。最大の活力になると思いますね。
平沼>それがもう、実は逆に皆さんがわぁっと来て下さったんでですね、我々はそういう意味じゃ大変心強く感じました。
黒岩>さて、その北朝鮮の核問題だけじゃなくてですね、非常にびっくりしたんですが韓国のほうからも核開発疑惑が飛び出してきてびっくりしたんですけどね。韓国が核開発に関する実験を行っていたという。韓国政府自体はこれは一部の学者による研究だという、国の関与を否定している、ということなんですが、重村さんこれはいったいどういうことなんでしょうかね?
重村>韓国政府はですね、核開発ではないと。一部の学者がやったんだと。韓国のメディアもあんまり大きく報じてないんですけどね。しかし国際社会から見るとやっぱり核実験、核開発をする何らかの意図があったんだろうと思われてもしょうがないところはありますね。実際には盧泰愚政権のときに韓国はアメリカに気を遣ってですね、ほとんど全部アメリカに公開して、全部施設はいったんなくしたという風に約束してやったんですけどね。その後もやはりやってたということになるんですよね。
黒岩>李さんこれどうご覧になりますか?
李>今重村さんは盧泰愚政権の時にみんな、非核化宣言もしましたし、無くなったような気がしますけど、新聞の報道によればですね、盧泰愚政権のずっと以前の1982年から、所謂研究というものが始まったわけなんですよね。それがまた何回か繰り返されて、今度露にされましたけれども。私は二通りに解釈してます。ひとつは、日本人にはちょっと理解しがたいかもしれませんけれども、韓国人は非常に非組織的で、そそっかしいところがあるんです。政府と研究者の間のコミュニケーションとかコネクションが疎らとか。そういう面でひとつのカシスと見る向きがあります。もうひとつは、これは想像の域をまだ脱していませんけれども、在米の韓国人の新聞に最近出た記事なんですけれども、もしかしたらですね、北朝鮮が金大中の時に、核問題もですね、所謂民族協調の意味で、君達もやってはいかがなのかと、いうことで、それに巻き込まれてこんなことになっちゃったというような解釈の人もいるんですね。しかしこれは全く事実とは関係ないというのも、なんで、こういう可能性はあるんではないかと私は個人的に思っております。
黒岩>平山さんこういう情報って日本は把握してるんでしょうかね?どこまで分析してどういう戦略を立てているのかなかなか見えてきませんけど。
平山>まぁやはり韓国とは友好国ですから、そういう面では日本は基本的には信頼していたと思います。従って衝撃が走ったことは事実です。IAEAのエルバラダイ事務局長が13日にいろいろコメントを出しました。その中で、今後しっかり調査をすると。こういうことですから、日本としてはそれをしっかり冷静に見極めて。やはり、こと、核の問題ですから、私どもとしてはですね、やっぱりこういう事態が出た以上はですね、やっぱり特に大切な隣国ですから、密接な連携をとりながらですね、その真実解明。これを注意深く見守っていかなければいけないと、こう思っています。
黒岩>西村さんどんな思いで聞かれていましたか?
西村>朝鮮半島の核問題はね、客観的に論じるというよりも、では日本はどうするかと、日本は核をどうするんだという、ただちに問いかけに直結しますから。にわかに論としにくいんですが、平山会長が言われたように客観的に見なければいけませんが、李先生が言われたように、非組織的で連絡無くやってしまう、これは困ったことですな。これに対してどうすればいいのかということについては考えあぐねますね(笑)もしそうならば。非組織的で、政府と連携無く、勝手にやってしまうんだというならばどうするかと。
竹村>それから北朝鮮にそそのかされてというか、言われて韓国もやりだしたと、李さん仰るんでしょ?
李>その断定はできませんけれどもそういう可能性は(ある)
竹村>これもまた(困る話だ)
西村>無政府状態だと。核に関しては朝鮮半島無政府状態だ。という感じかな。
李>核だけじゃなくてもうひとつ例を挙げれば、去る9/4に、朝鮮労働党の傀儡団体である民和委、民族和解委員会というのがあるんです。そこがにわかに国家保安法を廃棄せよと言ったんです。これが9月4日土曜日なんです。ところが日曜日の夜に盧武鉉大統領がテレビに現れて、国家保安法をなくすんだと、廃棄すべきだと、いうことを言ったんです。これは私は偶然なのか、あるいは何らかの南北の民族協調があってのことなのか。これもひとつの例として挙げられます。
(平山退場)
(VTR)
多くの日本人が魅了され涙した韓国の純愛ドラマ冬のソナタ。
韓流ブームに沸く日本には、かつて韓国を統治していた時代がある。
島田>韓国では日本がこの国で行ってきた歴史をいったいどのように伝えているのでしょうか。ここはソウルから車でおよそ一時間、独立記念館です。ここは古代から現代までの、韓国の歴史に関する資料を集めた、広大な施設です。
韓国国民のおよそ半分が訪れたといわれる独立記念館。
中でももっとも関心を集めているのが日帝侵略館である。
館内には従軍慰安婦に関する資料や、日本人による拷問、虐待の様子などが展示されている。
島田>この人形による再現なんですけれども、説明書きを見てみますと、実際に誰かの証言を聞いて、その証言に基づいて再現を作ったという風な説明が書かれています。
過酷な歴史を国民に教え、長く日本文化を拒絶してきた韓国。
だが、1998年の日本大衆文化開放後、若者を中心に、日本に対する意識は大きく変わったように見える。
日本は好きですか?
20歳学生(女)
「好きです。日本の歌手がとても好きです。」
27歳会社員(男)
「とても好きな国です。テレビでドラマもうよく見ます。」
23歳教師(女)
「日本には親近感を持っていますが、家族に感じる愛憎のような感情もあります。」
一方。
23歳教師(女)
「アメリカは嫌いです。大嫌いです。」
20歳会社員(男)
「アメリカは東洋と西洋の違いかもしれませんが、日本よりも違和感を覚えます。」
アメリカ嫌いが広がる一方で、北朝鮮に対しては・・・
27歳学生(男)
「北朝鮮は同じ国だと考えています。今は体制が違いますがまずは統一すべきです。」
19歳学生(男)
「北朝鮮はひとつになるべき兄弟ですが、韓国が和解を働きかけているのに応えてくれないのでもどかしい。」
(VTR終了)
黒岩>私も16年前、ちょうどソウルオリンピックの年に、ああやって街頭でインタビューしたことがあるんだけれども、あんな風に日本が好きですってはっきり言う人はあまりいなかった。
島田>そうですか(驚)むしろ、今回私行ってきたんですが、逆で、大半の人は過去に行ってきたこととは別にして、将来的により深いパートナーシップを築いていくのが望ましいという声がホント大半だったんですけれども。そんな韓国で急にこんな法律が施行されることになりました。ご覧ください。親日行為究明特別法といいまして、来週23日から施行されるんですが、これは要するに、日本の植民地統治について調査・資料保存を目的とする法律で、60年以上前の日帝時代の親日派を今になって洗い出すという法律なんですけど、これ李さん、何故今になってこんな法律が通るんでしょうか?
李>その真実は私さえも正確には知っておりませんけども、推測するにですね、これは1966年の中国での文化大革命、これを思い起こせばですね、すぐご理解できるかと思います。韓国では386という世代があるんです。今30代で、80年代に大学を出て、60年代に生まれた。この世代が今の政治権力、それから市民団体の主力なんかの主流になってるんです。これがですね、我々に言わせれば、壬辰倭乱、日本で言う文禄慶長の役、それから1910年から45年までの植民地支配、こういうのがあるんです、これが反日感情の元となっています。しかし、これはあくまでも歴史なんですよね。現実ではないんです。現実は今ご覧のとおり日本が好きだという人が多いんです。しかしこういうアンビバレントな現象が何故起こるのかと言えば、やっぱりこれは386世代が主流になっている、今の政権の、既存の大韓民国という体制、エスタブリッシュメントを覆すためのひとつの方法として、親日派、親日派といえばまぁ60年前ですけれども。生きてる人は今70代以上なんですよね。この人たちが非常に保守で、反共的で、彼らに言わせれば、保守反動というべき人なんですよね。これを除去すべきために、こういう法律を作った。もうひとつはですね、今元大統領の朴正熙さんが日本時代に陸軍中尉だったんですよね。この人の娘さんが今野党のハンナラ党の代表で、非常に厳しく政府与党に挑んでいるんです。これをなんとかしてイメージダウンさせる。そういう必要があるんだというふうに私は解釈しています。
黒岩>重村さんどうお考えに?
重村>李先生が今仰ったとおりだと思うんです。3つの目的があったんです。ひとつは3年後の大統領選挙で、我々通常左翼政権と言うんですが、左翼政権の候補者を当選させたい。二つ目は李先生がおっしゃったように支配層を完全に革命したい。3つめは所謂自分たち左翼勢力をずっと弾圧し続けた朴正熙大統領を初めとしたそういう人たちは日本に協力した人たちだと。そういう人たちにちょっと復讐したいと。3つの目的だった。今、野党で次の大統領選挙で候補になりそうな人は、あるいは野党勢力が勝つような人たち、野党になっている人たちがかつての政権に繋がっていて、日本の植民地時代にいい思いをした家族の人だと。だからそこを叩けば、結局次の大統領選挙では保守勢力は力がなくなる。そういう政治的な目的があるようですね。
黒岩>やっぱりこれは西村さん、非常に単純なものじゃないですよね。国民的には親日ってなっていた風でも、 やっぱり政治家はいろんな思惑で過去の歴史を掘り返してみても日本に協力した人を何とかして・・
西村>李先生が文化大革命を思い出していただいたらと言われたのが示唆的でね、文化大革命とは中国ですよね?今の動きはね、李氏朝鮮500年、というものを経験してそこから生まれてくるもんだとおもいますからね、日本は関係無いとは言うものの迷惑な話でね。植民地時代と言われるけども、あの期間が朝鮮半島近代化の基礎が形成された期間であることは、受け入れようが受け入れまいが歴史的事実ですから。その中で一生懸命朝鮮の発展のために尽くした人々をですね、親日的行為って排斥するのは天に向かって唾すべきことですよ。憂慮すべきことですけども、日本がどうこう言って止まる問題ではない。向こうの内政上の権力闘争の問題ですから。金泳三大統領のときもね、人気が悪くなれば反日、日本のふざけた根性を叩き直すとか叫んで国内の人気が上がったというとこありますから。それが今度法制となって出てきたんでしょうな。だから私が尊敬する朴大統領の娘さんを攻撃するために法律まで作るというのは、これは近代民主主義国家として扱っていいのかどうかも、日本人から見たら疑問を呈しざるを得ない。
島田>そしてもうひとつ今回の取材で浮かび上がってきたのは北朝鮮に対する認識なんですけれども、統一というのが合致した認識なんですが、特に若い世代の人たちにですね、「北朝鮮は怖くないんですか」と聞きましたら、全「然怖くないよ、だって同じ民族なんだから、話し合えばいつかわかってくれる。」という意見が多かったんですね。李さんはこういった、北朝鮮化する韓国という本を書かれているんですけれども、やはり韓国ではこういった意見が大半なんでしょうか?
李>大半というよりは、やっぱり教育のせいです。ここ10年ほど前から、全教祖、日本のかつての日教組を思い出せばすぐお分かりだと思いますけれども、この全教祖が左翼なんです。そのもとをただせば、民労組、今民労党となって議会に10席を占めている、それが基なんですけども、これが、各級、レベルの学校で左翼教育、反米親北朝鮮教育をさせているわけなんです。その影響を受けた世代が、今ちょっと数字を申し上げますと、韓国の4700万人の人口の中で、19歳未満が27%、これは全くもう全教祖の影響を受けている世代なんです。それから20歳から39歳までの世代が34.5%、この60%ぐらいの世代がですね、全教祖、左翼教育を受けているわけなんです。
黒岩>李さんが仰りたいのは、北朝鮮にシンパシーを抱く若者たちが増えていることは問題であるという認識ですね?
李>そうなんです。
黒岩>重村さんどうですか?
重村>時代の変わり目もあるんですけどね。結局冷戦が終わって脅威がなくなったという風に感じているものですから。北朝鮮の脅威を色々感じれば北朝鮮に対する見方も色々変わるんですが。それがやっぱり大きな影響をしてると思います。ただ、ひとつの、李さんが仰った386世代、あの特定の世代に非常にそういう意識が強いんで、ビデオに出てきた20代から10代、若い世代になりますとまた別の感情になります。特に、20代、10代は日本漫画世代といわれるほど日本に関心を持ってる世代です。時間が経つと少しずつまた変わるんじゃないかと。
竹村>これやっぱり・・・全然僕ら知らなかったね。あなた(島田)も取材をしてきたけれども、李さんから話を聞いてね、今はもうヨン様ヨン様ばっかりでね。だから日本のマスコミも両方出してもらいたい。今日はええ番組。ありがとうございました。なんで礼いわないかんの?(笑)
(ゲスト紹介)石破防衛庁長官
黒岩>この日本の安全保障を考えていく上で、さっきもちょっと出ました、韓国で核開発の問題があったということ、これ李さんにちょっとお伺いしましょうか、韓国は将来的には核武装ということを視野に入れているんでしょうか?
李>将来、いつのことになるか知りませんけども、もし統一されて、親米親日政権が成り立つ場合は考えられないと思います。しかし逆の場合はありうると思います。共産化統一とか、中国とかロシアの影響を受ける、そういう国になりますとその可能性は非常に高くなると思います。
黒岩>石破さんどうしましょう。日本の安全保障を考える上でその朝鮮半島、核武装した国ができあがるだろうということは想定したことはあるんでしょうか?
石破>私は可能性は、ありとあらゆる可能性は否定すべきではないと思っています。そうじゃないと思ってそうだったらどうするんだということでしてね。ただ、今李先生がおっしゃるように、民族というのは統一されるべきだと思うが、それはもう当然望ましいことであるべきことだと思います。ただ、そこが核を持たないということはわが国として全力をあげなければいけない。それは自由と民主主義というもの、あるいは今のNPT体制というもの、それを共有していくんだという国家であって欲しいと思います。どこ寄りということではなくて、自由であり、民主主義であり、そしてNPT体制をきちんと守っていく、そういう国家であるべきだし、わが国はそれに向けて努力すべきだと思います。
黒岩>西村さん、さっき日本の核武装をちょっとお話なさいましたけど、韓国がそういう可能性があるといった場合、日本はどう向き合うのかという時に・・・
西村>これは石破長官と意見が同じなんです。あらゆる可能性を想定しなければいけない。今の問いかけは核武装したらどうするか。日本も核武装の可能性がある。これだけが今の答えです。
黒岩>朝鮮半島が核武装だったら日本も核武装すべき。
西村>それはね、NPT、核不拡散条約に締結している限り、可能性は常にあります。締約国はね。この条約10条には、締約国の死活的利益が侵害される恐れがある場合には、締約国はこの条約から脱退する権利を有すると書いてある。この条約にわが国は締結している。で、反日的な統一朝鮮が核を持つということは、その核はどこを向いてるか、おのずから明らかですわな。ということは日本はどうするんだと。
黒岩>石破さんあくまで仮定の問題です。今西村さん仮定の問題にそうおっしゃいました。韓国が、まぁ朝鮮半島に核武装の国ができれば日本も核武装するべし、という意見がでましたが石破さん・・・
石破>それは私全くそうは思わないですね。それは、日米安全保障体制というものをどう考えるかということ、あるいはNPTの中に入っていて、今西村議員が仰るようなことは確かに条項としてあります。しかし現実問題として考えた時に、わが国は唯一の被爆国としてですね、それはもう核の無い世界を目指すんだ、こう言ってるわけで、これはもう実行を伴わなければ意味が無いです。そして日本のエネルギー政策というのはどうなるんだということであって、我々が日米安全保障体制の信頼性をどうやって強化するかということはね、これは将来的に、ホントにもう道は難しいですよ?奇麗事じゃないと私は思ってるけれども、核の無い世界を目指していく。そして核が無くても抑止力が効く世界っていうのは、本当はすっごく難しいことだけれども、そこを目指していくために我々としては核を持つべきではない。同時に核を持つということを考えた時に、我々は北朝鮮を批判する資格を全く失う、ですね。私はそういう立場に立とうとは思っていない。
黒岩>李さん、韓国側はどう見てるんでしょうか。日本の核武装ということは可能性あるかないかということをどう見てるんでしょうかね。
李>韓国と言ってもいろいろありますからね。政府レベルとか学者とかいろいろありますけれども。学者たちの一般的な見方はですね、日本は核武装の能力は十分ある、韓国に比較にならないほど十分あると。ある国際会議でもそういうことを言って論争になったことがありますけれども、私はそうは見ておりません。能力と意思とは全然別の問題ですから。能力があるというのも、ちゃんとしてIAEAの査察を、あるいは監視を受けたら、安全であるんではないかと。ただ、韓国が、南北を問わずに、今の国際社会で問題になっているのは、そういう法規というか規範を、徹底的に忠実に守っているかどうかに関する疑惑じゃないかという風に私は思います。
黒岩>先ほどのお話の中で非常に注目すべきは、統一した朝鮮、これが親米政権になるかそうじゃないかによって全然変わってくると。またそれが日本の命運に対してものすごい影響があると。李さんどうご覧になりますか?どちらの可能性が高いと思いますか?
李>一様に申し上げにくいんですけど、今の状態ですと、今の社会主義的な左翼政権がもしずっと、あと数年ぐらい続けるならば、北朝鮮が望む所謂連邦政権、究極的には共産化統一朝鮮になる可能性があります。そうすると、北東アジアにおいての安全保障は非常に難問題となって登場すると思います。
重村>李さんのような考えの方が韓国の全体であれば問題ないんですよね。たぶん韓国の方々は日本はいずれ核武装するんじゃないかと。能力はある。よく話をすると一週間でできるとか、日本は三ヶ月でできるとかいう話をするんですよ。そうした感情がどうしてもあるもんですから。もし日本が持った場合には自分たちもという。それからもうひとつは、李さんが先ほどから仰ってる今の政権の、所謂左翼政権といわれる人たちの基本的な考えはですね、反外勢自主独立、外勢というのはとりあえずアメリカですけど、もうひとつは中国ですね。中国とアメリカに対抗していくにはやはり、あるいは日本に対抗するためには核を持たなければいけないという発想がどうしても出てくるというのが李さんの説明だと思います。
竹村>韓国がどう思ってるかいう話がでたけど、アメリカは例えばキッシンジャーなんかは以前からやがて日本は持つだろうと。あんだけの経済力を持ってる国が持ってないのはおかしいという考えでしょ?だから今話聞いててね、日本の政府、少なくとも防衛庁長官をやったような人は、本音はわからんけどそんなこと絶対無いと言うわけやね。これは間違いない。しかしながら、僕らもアメリカの連中とよく話してたら、どうして持たないのと言うてる人はいますよ。で、西村さんのような考えがどのくらいこれから広がるかは別にして、日本の世論は今は反対だと思うけれども、世論というのはこうやって見てたら韓国だってこの10年間で、386とか言う世代がガーッと伸びたら北朝鮮と親しくなるって言う、考えれなかった、日本にいたらよ?なるんだからね。ま、最終的にはどんなことでも起き得るという考えで、用意しとけっていうことでしょう。
黒岩>まぁそういうあらゆる事態を想定して準備するというのがまさに安全保障の基本だと思うんですけど。石破さん今李さんの話にありました統一した朝鮮というのがどういう国になるか。北朝鮮みたいな国になるという可能性がかなりあるという見方、どうなんですか。
石破>これだけ全世界的に社会主義共産主義というものは間違っているということが証明をされている、実際そうですしね。韓国も確かに若い人々にそういう考え方があることは、私もそうだと思う。しかし本当に真面目に考えてみた時に、そういう社会が望ましいのかどうなのか。韓国でもいろんな人と話をしてみると、絶対にそれだけは駄目だという人も大勢いるわけですね。やっぱりそこは本当にきちんとした努力をしていかないと。昔、昭和30年代から40年代にかけてかな、日本にもそういうようなすっごい動きがありましたよね、私まだ中学生とかそういう小さな頃だったけれども。やっぱりそれは間違っているんだということをどれだけきちんと知らしむるかということ。私は韓国はそういう努力はしていると思っているんですよ。もうひとつついでに言わせていただければ、さっきの核武装の話だけれども、じゃあなんのために我々は弾道ミサイル防衛というのをやるのかということなんです。そういうものが撃たれたとしてもそれは落とすということになると、そんなものを持ってたって役に立たないということになりますね。核ミサイルだけじゃなくてスーツケース爆弾とかいろんなものがある。だけども核が無い世界というものをどうやって目指すか。そしてその国が、別にどこ寄りということは私はもうしませんけども、やっぱり自由、民主主義、そしてまたNPT体制というものをですね、価値観を共有していただくような努力はわが国は本当にギリギリまでしているかということだと思うんです。
黒岩>西村さん、民族統一という言葉は美しいですが、それがどんな国になるかっていうのは我々日本にとって非常に重要な問題だということですね。
西村>これ想像できませんね。朝鮮半島が事実的に民族統一していた期間というのは意外に少ないですから。李氏朝鮮っていうのは名前からしてですね、李という方がですね、明国の支援を受けて統一した。確かに500年統一してます。日本時代は日本という圧力で統一した。この2つだけ。それ以外は三つに分かれてるというのがだいたいですわな。だから、どういう国になるのかというのは、強い方に引きずられるんでしょ。で、強いと思ってるのは北ですから。ま、北と同じような、李先生が仰ってるような、北朝鮮化する朝鮮半島になるんでしょうね。そのときに私先ほど言いましたように、核武装するって言ってるんじゃないんです。「核武装しない」と、「全くそこは考えてませんよ」と言うよりも、「そこも考えた上で決断しますよ」と言ってるわけ。私結論は言ってないですよだから。
黒岩>だからアメリカとの関係っていうのもまたあるわけだから。さっきインタビューの中ではアメリカは嫌いだって言ってるこの気持ちが、実は朝鮮半島統一したときにどういう作用をしてくるかということもよーく見ておかなければいけないポイント。
西村>北に引きずられれば反米ですね。親中国反米反日です。
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コメント
rx178さま
テキスト起こし、本当にご苦労様でした。私、この日の報道2001見損なっちゃいましたから、とても有難かったです。
それにしても、日本のテレビ局はなぜこういう事を一般人にやらせるのだろうと思います。
米国のテレビ局にも、例えばCNNなら、報道2001と同じような番組でLATE EDITIONというのがあります。
仮に、その番組で交わされた会話録を入手したければ、CNNのホームページに行って、LATE EDITIONのページへ行きTranscript(直訳すれば「写本」ですが、抄訳すれば「会話録」{変な日本語ですみません}といった方が、この場合はいいような気がします)という所をクリックすればいいだけです。
Transcriptには、例えば、パウエル国務長官・ライス補佐官がその番組で述べた一語一句全て記されています。従ってテキストおこしなど、一切必要が無いのです。
説明責任と言う観点からしても、こうしたことは率先してまずTV局がやるべきなのです。
報道2001のテキストを読んだ印象を述べさせて頂くと、西村さんって何で民主党なんかにいるんだと言う気にますますなりましたね。
あと、ここに出ておられる李度王行さんは比較的冷静な判断のできる方だと印象があります。確か、この方は自らの著書でもノ・ムヒョン政権を厳しく批判していたように思われますね。
何はともあれ、大変面白く読ませていただきました。
では、失礼します。
投稿 truereport | 2004.09.23 02:37
>> 石破>それは私全くそうは思わないですね。
リップサービスだったとしても驚いた。
こういう人が、防衛庁長官であることを素直に喜びたい。
投稿 呟く者 | 2004.09.23 09:19
truereportさん
喜んでいただけて幸いです。
番組によってはテキストに起こすものもあるみたいですね。
毎回テキストに起こすと視聴者が「見逃してもいいや」って思っちゃうからやらないのかな?
呟く者さん
石破長官はしっかりとしたご意見をお持ちで見ていてすがすがしい気持ちになりました。
でも私は西村サンの言う「核を持つかもしれないこと」自体がカードになるというのも頷けました。
どちらが正しい、というものでは無いのでしょうが、国際社会に向けては石破長官のご発言の方がベターかな、という認識です。
投稿 rx178 | 2004.09.24 17:32
>番組によってはテキストに起こすものもあるみたいですね。
え、日本でもWebにテキスト起こししてる番組があるんですか?どの番組でしょうか?ご存知であれば、教えて頂ければ、幸いです。
投稿 truereport | 2004.09.24 21:03
truereportさん
スミマセン。このような報道番組では知りません。ドラマやバラエティでは放送終了後、カンペキな起こしじゃないですが、ある程度テキストに起こしている番組もあるということです。
紛らわしい発言をして申し訳ございませんでした。
投稿 rx178 | 2004.09.28 22:43
>rx178さん
>紛らわしい発言をして申し訳ございませんでした。
あ、特に私は気にしてませんから良いです。むしろ、説明責任などと官僚や政治家にはうるさいくせに、政治家が出演した報道番組のテキスト起こしをrx178さんのような一民間人にやらせる大マスコミに対して怒っています。
投稿 truereport | 2004.09.29 00:22
◎西村>無政府状態だと。核に関しては朝鮮半島無政府状態だ。という感じかな。
西村さんの考えがもしかたら、正しいのかもしれません。
-------引用はじめ--------
70年代の核計画関連調査 韓国査察でIAEA
【ウィーン28日共同】韓国の未申告核関連実験問題で、国際原子力機関(IAEA)が今月実施した査察の際に、米国の圧力で断念した1970年代の核兵器開発計画とその後の実験との関連について、科学者から事情聴取するなど重点的に調査していたことが27日、分かった。韓国政府が極秘に研究を継続、基礎技術温存を図った可能性があるとIAEAは疑念を持っており、関連が裏付けられれば本格的な「核疑惑」に発展する可能性もある。
IAEAに近い複数の外交筋が明らかにした。
19-26日の査察で韓国側は、70年代の計画の存在は認めたものの、中心となった科学者は既に死亡、資料なども廃棄されたと回答。「(70年代の計画とその後の)実験とは無関係」と回答したという。
IAEAは査察結果を分析、11月25日からの定例理事会に報告書を提出する予定。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=main&NWID=2004092801000534
-------引用おわり--------
まあ、地上波TVは無視するでしょうから、この記事をネット上にどんどん流すより、我々に出来ることはなさそうですね。
投稿 truereport | 2004.09.29 02:07